鍼灸の施術で自然治癒力を高めましょう
鍼を打つことやお灸を置くことで、人間が本来持つ自然治癒力を高めることができると言われています。
そのため、肩こりや腰痛などの痛みだけではなく、冷えやむくみ、頭痛、倦怠感などさまざまな不調の緩和や改善が期待できます。
身体の内側からアプローチすることができるため、不調の根本改善を目指せる施術です。
原因が分からない不調も鍼灸ならば症状の緩和や改善が期待できます。
鍼施術を受ける方によくあるお悩み
-
慢性的な
肩こりが
つらい -
疲れが
なかなか
取れにくい -
冷えや
むくみを
改善したい -
腰に
張りや
違和感がある
鍼灸の施術はどのような施術なのでしょうか
鍼灸の施術は耳にしたことがあっても、具体的にどのような施術なのかご存じない方も多いでしょう。
施術のメカニズムや内容について詳しくご紹介します。
【鍼の施術について】
鍼灸における「鍼」の施術とは、専用の鍼を打つ施術です。
身体全体のバランスを整えることで、自然治癒力を高めて症状の改善を目指すことができます。
●鍼とは
鍼は東洋医学の考えに基づいた施術です。
西洋医学では病気の原因を除去して改善を目指しますが、東洋医学では身体のバランスを整えることで病気や不調の改善を目指します。
体内に流れる気血が滞ると不調が生じると考えられているため、鍼によって気血の流れを促進させます。
「気」はエネルギーを指し、「血」は血液循環です。
●鍼の施術の仕組み
鍼施術では気血の流れを促進させることを目的としています。
この気血の通り道を「経絡」と呼び、経絡の各所には「経穴(ツボ)」が存在します。
経穴を鍼で刺激することで経絡の気血の流れをスムーズにし、不調の改善を目指します。
人間の身体には361箇所の経穴があると言われており、経穴の大きさは500円玉ほどです。
その範囲を鍼で刺激し、経絡の滞りを改善します。
【鍼の施術内容】
使用する鍼は、非常に細く、先端が丸くなってます。
そのため、鍼の施術では痛みを感じにくいです。
また、使い捨ての物を使用するため、衛生面でも安心です。
当院で使用する鍼は、次の2種類です。
●ファロス さらさ(48mm)0.20 (60mm)0.24
先端が丸く、柔軟性や弾力性のある鍼です。
そのため、鍼を打った時の痛みが少なく、安全に施術を受けることができます。
●パルス
鍼に低周波の電気を流す施術方法です。
電気を流すことで振動によるマッサージ効果を得られます。
【お灸の施術について】
●お灸とは
お灸とは、皮膚の上にお灸を載せて燃焼させることで熱刺激を与える施術です。
熱刺激といっても火傷するような熱さではなく、心地良い温かさです。
また、痕も残りにくい施術になっています。
お灸も鍼の施術と同様に、東洋医学の考えに基づいた施術です。
熱刺激で経穴を刺激することで、経絡で滞っている気血の流れを促進して不調の改善を目指します。
●お灸の施術の仕組み
お灸では、「艾(もぐさ)」と呼ばれるよもぎの葉の綿毛を精製した物を使用します。
よもぎには身体を温める作用や、リラックス効果があります。
お灸では、艾を燃焼して経穴に熱刺激を与えることで気血の流れを改善していきます。
気血の流れが促進されれば筋肉の緊張がほぐれ、肩こりや腰痛など慢性の痛みの緩和が期待できます。
また、気血の流れが改善されることで自然治癒力が高まることで、身体の機能低下の改善にも繋がります。
【お灸の施術内容】
当院では、お灸の施術に使用する艾は「温暖(カマヤ)」を使用しています。
温暖は艾特有の臭いと煙を抑えた製品なので、お灸の臭いや煙が苦手な方も快適に施術を受けていただけます。
お灸の施術方法は、「直接灸」と「間接灸」の2種類に大きく分けられます。
●直接灸
皮膚の上に直接艾を乗せ、燃焼させる施術です。
ダイレクトに熱刺激を伝えることができ、身体をしっかりと温めることができます。
●間接灸
皮膚と艾の間に台座など物を挟んで燃焼する方法が、間接灸です。
お灸の熱が緩和されるため、直接灸よりも熱感を和らげることができます。
そのため、熱いお灸が苦手な方にもおすすめです。
鍼やお灸の効果や、改善される症状について
鍼やお灸では身体へ部分的な刺激を与え、全身のさまざまな不調の改善が期待できます。
どちらも東洋医学の考えに基づいて気血の流れを重視した施術ですが、効果は施術によって共通する部分と異なる部分があります。
それぞれの施術の効果や、改善が期待できる症状についてみていきましょう。
【鍼による効果】
●広範囲の身体のこりや痛みの緩和
日常の習慣や姿勢で負荷が蓄積された筋肉は緊張して硬くなり、肩こりや腰痛を引き起こします。
緊張した筋肉の箇所へ鍼を打てば、刺激でその周辺の血管が拡張されて新陳代謝が高まります。
すると、筋肉に蓄積されていたコリの原因となる疲労物質が流され、肩こり腰痛などの症状が緩和されると考えられています。
当院では、肩こり・頭痛すっきりコース(肩こり頭痛眼精疲労に特化したメニュー)もご準備しています。
●部分的な痛みの緩和
手首・肘・ひざ・足首など部分的な痛みのある箇所へ鍼を打つことで、痛みの緩和が期待できます。
鍼を打つ刺激は、脳からモルヒネのような作用を持つホルモンを分泌します。
すると、脳に痛みを伝える神経経路が遮断され、痛みを和らげることができます。
●血流改善
鍼の刺激で血管が拡張されることにより、滞っていた血流が改善されます。
血流が改善すれば身体に必要な栄養や酸素が行き渡ることで免疫機能や、自然治癒力を高めることが期待できます。
また、血液循環をコントロールする自律神経の乱れの改善にも繋がり、自律神経を整えることができます。
【お灸の効果】
●婦人科系トラブルの改善
お灸の熱刺激は、身体の内側から温めることで血流を促進することができます。
東洋医学で体内で滞った気血の流れを良くすることで、月経不順や不正出血など婦人科系トラブルの改善が期待できると考えられています。
また、不妊施術としても使用されることもあります。
●内臓機能を高める
血流が悪いと身体が冷えることで、胃腸などの内臓機能が低下します。
お灸では身体を温める効果と血行促進効果を同時に得られるため、内臓を温めることで胃もたれや食欲不振、便秘などの内臓の不調を改善します。
【鍼灸で改善が期待できる症状】
●肩こり、腰痛、首の痛み
肩こりや腰痛、首の痛みなど慢性的な身体の痛みやこりは、筋肉の緊張による血行不良が原因で生じます。
鍼灸施術では血行を促進することで緊張した筋肉をほぐし、症状の改善を目指します。
筋肉の緊張がほぐれれば、日常の負荷を軽減できるようになるため症状の予防にも繋がります。
●ケガの痛みの緩和
鍼灸の施術では、刺激を与えることで分泌されるホルモンにより鎮痛効果が得られます。
ケガや神経痛などの痛みを、脳へ届ける神経がブロックされるため、痛みの緩和が期待できます。
●関節の動かしにくさ
運動不足や加齢で筋肉が硬くなると、関節が動かしにくくなります。
鍼灸の施術では血行促進によって硬くなった筋肉を柔らかくすることで、関節の動かしにくさの改善が期待できます。
●自律神経の乱れからくる不調
自律神経に乱れがあると、頭痛やめまい、動悸、発汗、イライラ、不眠などさまざまな不調が現れます。
鍼灸施術では血流の滞りを改善させることで、自律神経のバランス調整を促します。
●内臓の不調
内臓へ十分な血液が行き届かなければ、内臓機能が低下することで消化不良や便秘、下痢などさまざまな不調が生じます。
鍼灸の施術で血行が促進されれば内臓へ血液が行き届くようになるため、内臓の不調の改善に繋がります。
だい鍼灸整骨院の【鍼施術】
鍼灸とは「はり」と「きゅう」を組み合わせた東洋医学の施術法の一つです。
「東洋医学」は病は身体のバランスが崩れた際に起こり得るという考えのもと、身体に触れて状態をみながらバランスを整えて身体そのものが持つ自然治癒力を高めるものです。
自分自身の回復しようとする力を使っているため西洋医学と比べ、時間はかかりますが身体にかかる負担が少ないというメリットがあります。
東洋医学が日本に入ってきたのは奈良時代で、日本独自のものへと進化させながら民間療法として日本人の身体と心を支えてきました。
東洋医学では「気血」と呼ばれる、身体の中をめぐるエネルギーの流れを大事に考えています。
そして「気」と「血」は一緒に流れているとされています。
気血は「経絡」という道路の中を流れ、その経絡の上には「経穴(ツボ)」があり、その数は全身で361個存在します。
そのツボを鍼や灸を使って刺激することで身体のめぐりを整えて不調を改善に導くものが「鍼灸」です。
現在、日本の鍼灸は「現代鍼灸」と「中医鍼灸」に分けられます。
現代鍼灸…整形外科の知見で解剖・生理学的な観点から、筋や抹消組織の異常を捉えます。
検査やカウンセリングを重視し、その異常部位への局所的な施術を行うものです。
中医鍼灸…ではカウンセリングと併せて、脈やお腹を触る検査などから身体の中の異常を見つけだし、東洋医学の知見から経穴(ツボ)に鍼灸施術を行い身体の気血を調整します。
代謝の促進、免疫の活性など人がもつ回復力を引き出しながら症状の改善を目指します。
当院では現代鍼灸と中医鍼灸を合わせ、患者様のさまざまな悩みに寄り添う施術を目指しております。
「頭痛がひどい」「なんとなく身体が疲れやすい」「自律神経の乱れを改善したい」などでお悩みでしたら、ぜひ当院までお越しください。
よくある質問 FAQ
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- 鍼は痛いですか?
- 基本的には痛みは感じにくいと言われています。
来院される患者様も「いつ鍼を打たれたのか気づかなかった」という方も多いです。
痛みがあった場合も蚊に刺されたようなチクっとする程度です。
また、鍼が筋肉に入るときに感じる、ズーンと重く体に響くような感覚を「ひびき」と言い、鍼特有の感覚があります。
「ひびき」は効果が表れる証拠ではありますが、苦手に感じる方もいらっしゃるので、施術時に確認しながら行いますので不安な方はお気軽にご相談ください。
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- 副作用はありますか?
- 施術後に体がだるくなったり、眠気を感じることがあります。これは「好転反応」といって、施術により自然治癒力が高まり身体の中で症状を治そうとする働きが起こります。
数時間から長くても翌朝にはなくなり、施術前よりも体が軽くなります。
好転反応が起きた時は安静にしてお身体を休め、しっかり水分を摂るようにしてください。
-
- 施術後、お風呂に入っても大丈夫ですか?
- はい。大丈夫です。
ただ血流が良くなるため、のぼせやすくなりますので長風呂には気をつけてください。
基本的には普段の生活をしていただいて大丈夫ですが、飲酒に関しては施術日はお控えください。
著者 Writer
- (マユズミ ダイスケ)
院長:黛 大介 - 所有資格:柔道整復師 はり師 きゅう師
生年月日:4月16日
出身:茨城県(現在は加須市在住)
出身校:花咲徳栄高校
趣味:サッカー 休日は子どもと遊んでます!
得意な施術:鍼灸 美容鍼
ご来院される患者さまへ一言:
健康から美容までお任せください!
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